淫写猥文#60

オレンジの寝息(咲良)
07.8.26(Sun) 2:00


君より先に目が覚めた。
眩しい朝日が、カーテンの色で、
部屋中をオレンジにしている。
幸せそうな寝顔も、白いシーツも。

規則正しい寝息──。
ふとしたいたずら心で、乱してみたくなる。
起こさないように、手をそっと、
君の胸に。

夕べの名残すらない、落ち着いてる胸の先。
優しく、撫でるように、ゆっくり。
見えないから、指先で確かめるように、
ゆっくり、優しく。

やがてそこは、摘みやすく形を変える。
心なしか、呼吸が不規則になり、
まつげも少し、揺れている。
寝ているのか、それても起きているのか。

「ぅう〜ん‥‥」

甘いうめきを残して、君は寝返りを打つ。
こちらに背中を向け、体を丸めるようにして。

ね? それで逃げたつもり?

無防備になった瑞々しいお尻の間に、
わざと無造作に手を差し入れる。
びくっと肩が震える。
もう起きてるくせに、寝たふりしてる。

すでに熱くなった君を手のひらに感じる。
心地好い柔らかさと、
まだ閉じられているであろう花びらから、
ふいに溢れてしまった湿り気が伝わってくる。

手は、まだ動かさない。
肩の、背中の、首筋の、うぶげを
唇で、鼻先で感じるように
君のカラダを愛しむ。

大きく肩で息をしたり
息を詰めてみたり、
焦れてる君──。

甘い吐息が君の口から聴こえてくるまで
多分、
あと、
10秒。



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